花粉の季節に使いたいアロマ|秋のむずむずを軽くする三つの香りと使い方

春だけでなく、秋の花粉に悩む声を多く聞くようになりました。
花粉の季節って、朝だけでなく、通勤の途中も、仕事の合間も、帰り道もむずむずが続いて、ずっとすっきりしない…。
症状によってはアレルギーの薬を利用することも大切ですが、香りの力もちょっと取り入れると快適さがアップするかもしれません。

今日ご紹介したいのは、鼻のとおりや頭の重さ、気分の切り替えまで、香りを使って少しラクだと感じる時間を手に入れる方法。
部屋で使うアロマ、外出の時に役立てたい方法、もやっとした頭の切り替え。
三つの場面に合わせた香りの使い方をご紹介します。

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目次

  1. 花粉と都心の空気について
  2. ゆず精油
  3. とどまつ精油
  4. 和はっか精油
  5. 部屋の空気を整えたいとき
  6. 頭の重さを切り替えたいとき
  7. 外出時にマスクとセットで使うとき
  8. 三つの香りのまとめ
  9. 関連リンク

花粉と都心の空気について

花粉症の女性

都市部で花粉症がつらくなりやすい理由のひとつに、落ちた花粉が車の排気ガス(二酸化窒素など)と混ざって再び舞い上がることがあります。
土が多い場所では、落ちた花粉は土に戻りやすく、二度目に拡散しにくいと言われますが、環境そのものを変えるのは難しい。

ならば、精油の成分特性を味方にして、いつもの生活の中で少しでも快適さを取り戻していきましょう。

薬を飲んでも症状を抑えても、“もやっと”が残る日ってあると思います。その曖昧な不快感を植物の力(精油)を使って対策してみませんか。

春も秋も。花粉の季節に使いたい精油3選


ゆず精油

柚子の実

ゆず精油は、リモネンを多く含む和柑橘の香りです。
丸みのある明るさがあり、花粉で気持ちが沈みがちな日に前向きなモードへ切り替えやすい香りです。
ブレンド全体をまとめる役にもなり、朝から夜まで合わせやすいのが特長です。
ゆず単体でも、他の香りに重ねても、取り入れやすい一本です。

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とどまつ精油

とどまつ

とどまつ精油には、β-フェランドレンが含まれます。
このβ-フェランドレンは二酸化窒素などの有害物質と反応し、影響を弱める可能性が報告されています。
都市部で二酸化窒素などとともに花粉が再飛散しがちな状況を考えると、室内の香りづくりに選びたい香りの一つです。
すっきりとした針葉樹の香りで、深呼吸したい時にもおすすめです。

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和はっか精油

和種はっか

和はっか精油は、メントールやメントンを含むシャープな香りです。
少量でも「鼻がスッとした」と感じやすい香りです。
西洋のペパーミント精油に比べると甘さとやさしさを感じいますが、ほかの精油に比べて強く感じやすいので、少量からポイント使いにするのが良いと思います。

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部屋の空気を整えたいとき

ディフューザーで、とどまつ精油と和はっか精油を使います。
私は、とどまつを軸に、和はっかはアクセントとして使うのが好きですが、比率はお好みでよいと思います。

鼻が詰まっていて香りが感じにくい時でも、あまり精油の量を増やしすぎず、ほんのり香る程度に。
仕事や家事の合間の数十分でもすっきりしますし、ほんのり一日中でもよいと思います。


和はっか精油とゆず精油で、バームやオイルを作ります。
バームやオイルは、こめかみや小鼻の際に少量なじませて使うとよいでしょう。目の近くは、ヒリヒリするので気を付けて!
このバームは、作業の合間や、リセットしたい時によく使います。
ポーチに入れておけば、外でもすぐ使えて便利ですが、肌トラブルが出ているところには使わないようにしてください。


外出時にマスクとセットで使うとき

とどまつ精油とゆず精油でアロマスプレーを作ります。
精油は水に溶けないので、無水エタノールなどを使ってください。(作り方の詳細が知りたい方は、こちらへ
お出かけ前に、マスクの外側に軽くひと吹きすれば、香りのバリアに守られているような気分に。
切り替え用のバームやオイルと合わせて使えば、や移出先でも必要なときにさっと整えられます。


三つの香りのまとめ

ゆず精油は、気分を切り替えたいときの軸になります。
とどまつ精油は、β-フェランドレンに注目しながら、室内での香りづくりに選びたい一本です。
和はっか精油は、鼻まわりのピンポイントに。
朝、日中、外出の三つの場面に合わせて、必要なものを必要なだけ。
それだけでも、秋の花粉がある一日を、少しラクにできます。

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