冬至に使いたいエッセンシャルオイル|冬の心とからだを軽くする国産ユズ精油の香り

冬の冷え込みが深まり、空気が澄んでくる季節になると、気持ちまで少し固くなったように感じることがあります。

年末に向けて忙しさが増えたり、日が落ちるのが早くなって、なんとなく気分が上がりにくい日が増えたり。冬は心もからだもゆらぎやすい時期です。

そんな冬に昔から親しまれてきたのが「ゆず湯」です。湯気と一緒に立ちのぼるユズの香りは、寒さで縮こまった気持ちをゆるめて、どこかほっとする温かさをくれます。この“明るさ”と“やさしさ”を、日常の中でもっと手軽に楽しめるようにしたものが国産ユズ精油です。

柑橘ならではの爽やかさと、ほのかな甘さ。冬の空気になじむやさしい香りは、気持ちを軽くしたい日や、静かな夜を穏やかに過ごしたいときにそっと寄り添ってくれます。ここでは、高知と徳島の山あいで育ったユズを使った「かおりと」の国産ユズ精油について、その背景と香り、冬に取り入れやすい使い方をご紹介します。

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目次

山あいで育った無農薬ユズから生まれる、自然でやさしい香り

「かおりと」のユズ精油(国産エッセンシャルオイル)は、高知県と徳島県の県境にある山あいで、農薬や化学肥料を使わずに育てられたユズを原料にしています。きれいな見た目よりも、「香りの質」をいちばん大切にして育てられたユズです。

収穫したユズは長く置かず、24時間以内に皮をていねいにむいて急速冷凍します。そのあと、水蒸気蒸留法でゆっくりと精油を取り出します。この方法により、果皮をそのまま搾ったようなフレッシュさと、やわらかな甘みのある香りが引き出されます。

多くの海外柑橘精油で採用されている「圧搾法」と違い、水蒸気蒸留法で抽出しているのも特徴です。香りが穏やかで、光毒性の心配が少なく、日常でも取り入れやすい精油になっています。

日本のアロマ、ユズ精油の香りの印象

ユズの香りは、すっきりとした爽やかさの中に、やさしい甘さを含んだ香りです。レモンやオレンジとも少し違う、「和」のニュアンスを感じる香りで、どこか安心感があります。

朝、気持ちを切り替えたいとき。日中、仕事や家事で頭がいっぱいになったとき。1日の終わりにほっとひと息つきたい夜。ユズ精油は、そんな日常のさまざまな場面で使いやすい香りです。

香りが強すぎないので、アロマが初めての方でも取り入れやすく、家族と一緒に過ごすリビングやダイニングでも自然になじみます。「香りものは少し苦手」という方にとっても、試しやすい一滴です。

毎日に取り入れやすい、ユズ精油の3つの使い方

ここからは、ユズ精油を冬の日常に取り入れやすい、シンプルな使い方を3つご紹介します。どれも特別な道具はほとんど必要なく、今日から少しずつ試せる方法です。

① アロマスプレー(エタノール使用)

軽やかな柑橘の香りは、自分の周りの空気を整えたいときに向きます。無水エタノールと精油、水を使ってアロマスプレーを作ると、冬の暮らしのいろいろな場面で活躍します。

朝起きたときの寝室。仕事や家事の合間のリビング。外から帰ってきたときの玄関。ユズの香りをひと吹きするだけで、張りつめた空気が少しやわらぎ、気持ちもゆるみやすくなります。

●材料(30ml分)
無水エタノール 10ml
精製水 20ml
ユズ精油 12滴(2%濃度)

軽量には専用のビーカーを使うのがおすすめですが、ない場合は計量スプーンなどでも代用が可能です。
食品用とは別でご用意を!

●作り方
1.無水エタノールに精油を入れてよく混ぜる
2.精製水を加えさらに良く混ぜる
3.スプレーボトルに詰め替える(使用前にはボトルを振って混ぜる)
※冷暗所に保管し、1か月程度で使い切ること

② ロールオン(植物油)

「香りをもう少し近くで楽しみたい」ときにおすすめなのが、ロールオンタイプです。コメヌカ油やツバキ油などの植物油にユズ精油を薄めて、手首や首すじにくるくると塗って使います。

外出先で緊張したときや、考えごとで頭がいっぱいになったとき、ロールオンをひと塗りして深呼吸すると、気持ちの切り替えがしやすくなります。寝る前のリラックスタイムにも向いています。

●材料(10ml分)
植物オイル(ボタニカルケアオイルもおすすめ) 10ml
ユズ精油 5滴(2.5%濃度)
※濃度が高いため、顔には使用しない/軽めの香水のように使用

●作り方
植物オイルに精油を入れ、ロール音ボトルに詰める
※ロールオンボトルがない場合は、旅行用などの小さな容器に入れてもOK

③ 入浴時の香りの演出(精油は直接お湯に直接入れない)

冬といえば、やはりお風呂の時間。精油をお湯にに入れる場合は、無水エタノールで希釈してから(無水エタノール5ml、ユズ精油5滴程度)、お湯によく混ぜて入浴します。陶器や木のディフューザーに垂らしたものを浴室に置いたり、スプレーで浴室内に香りを広げる方法も簡単でおすすめです。

お湯に入る前から、浴室いっぱいにユズの香りが広がると、まるでゆず湯のような気分に。私は、入浴時はユズ精油とヒノキ精油の組み合わせがお気に入り。身体だけでなく、心も温まるような時間になります。季節の行事を小さく取り入れるような感覚で続けられる方法です。

相性の良い国産精油とのブレンド

精油

ユズ精油は単品でも十分に心地よい香りですが、国産精油とブレンドすることで、また違った表情を楽しめます。冬のブレンドとしておすすめなのは、次のような組み合わせです。

ヒノキ木部精油を少し加えると、森の中で深呼吸をしているような落ち着きが生まれます。クロモジ精油と合わせると、静かで品のある香りになり、夜のリラックスタイムに向くブレンドになります。和ハッカ精油を少し足すと、すっきりとした明るさが増して、シャキッとしたい朝にも使いやすくなります。

どれも国産の精油なので、香り同士のなじみが良く、季節や気分に合わせて少しずつ配合を変える楽しみも広がります。

なぜ今、「国産ユズ精油」を選ぶのか

国産ユズ精油には、暮らしの中で安心して使いたい方にうれしいポイントがいくつもあります。農薬や化学肥料を使わずに育てられたユズを使っていること。光毒性の心配が少ない水蒸気蒸留法で、ていねいに抽出されていること。日本の気候や生活になじむ「和の香り」であること。

アロマが初めての方にとっては、「強すぎない香り」「使い方がイメージしやすいこと」が安心材料になります。自然派の方にとっては、「どこで、どのように育った原料から生まれているのか」が大切なポイントになります。国産ユズ精油は、そのどちらにも応えてくれる精油です。

冬の重たさを少し軽くしたいとき。忙しさの合間に、自分のための小さな時間を持ちたいとき。そんな瞬間に寄り添ってくれる1本として、ユズ精油を選ぶ方が増えています。

「かおりと」の国産ユズ精油のご案内

この記事でご紹介したユズ精油は、高知県と徳島県の山あいで育った無農薬のユズだけを使い、香りの鮮度を守りながら抽出した国産精油です。冬の暮らしにユズの香りを取り入れたい方、自然な香りで気分を整えたい方に向く1本です。

アロマスプレーづくりやロールオンづくりにも使いやすく、季節のちょっとした贈りものにも選びやすい香りです。ご興味のある方は、商品ページもぜひご覧ください。

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おわりに|冬の記憶に残る、ユズの香り

冬はどうしても、からだも心もぎゅっと縮こまりがちです。そんな季節に、ユズの香りは「大丈夫だよ」とそっと声をかけてくれるような存在です。ゆず湯の記憶とつながる、どこか懐かしい香り。現代の暮らしの中でも、そのやさしさは変わりません。

特別なことをしなくても、アロマスプレーをひと吹きしたり、ロールオンを手首にくるくると塗ったり。そんな小さな習慣を重ねるだけで、冬の景色が少し柔らかく見えてくるかもしれません。

国産ユズ精油が、あなたの冬の記憶の中に、あたたかい香りとして残りますように。


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