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- 植物が精油を作る理由と役割
植物が精油を作るわけ
精油は、私たちにとって心地よい香りでリラックスやリフレッシュをもたらすだけでなく、かつては薬としても使われていました。
また、食品や化粧品に使う天然香料としても欠かすことのできないものです。
植物はなぜ、このような香りの良いものを作り出すのでしょう。
植物は、生きていくために必要な一次代謝としての「光合成」に加え、二次代謝を行うものがあります。
精油は、この二次代謝で作られるものの一つで、植物にとって様々な大切な作用を及ぼしていると考えられています。
精油は植物の特殊な分泌腺で作られ、腺組織(油胞、油室、腺毛など)に蓄えられます。
植物にとっての精油の役割
1 香りの誘因効果(フェロモン)により鳥や昆虫を引き寄せ、受粉や種子の運搬をしてもらう2 香りの忌避効果によって害虫やカビ(真菌)などの有害な菌から植物を守る
3 葉の表面や裏面に粘液性のある精油を出して、食べられないようにする
4 周囲の他の植物の成長を抑制する
5 精油を汗のように蒸散させ、太陽熱から守る
動物と違い動くことのできない植物は、その土地にいる外敵から身を守り、種を繁栄させる手段の一つとして精油を作っているのです。
同じ植物でも土壌や気候が異なると精油の香りが変わるのは、そのためです。
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アロマセラピーは医療ではありません。また、精油は医療品ではないことをご理解のうえ、使用の際は製品の取り扱い説明書や注意事項を読み、正しくお使いください。
このページに掲載している内容は、一般的なアロマセラピーについての説明であり、特定の商品の効果効能、安全性等を示すものではありません。